MEISEI

MEISEI

2011/10/11 チームメンバーを修正しました

チームメッセージ

チームMEISEIは明星中学高等学校図書委員会と卒業生の5人で結成されました。個性の強いメンバーですが、本と図書館を心の底から愛しています。
私達学生は力も資金もなく社会的にも弱者ですが、そんな私たちだからこそ出来る「図書館」を提案します。それは建物が立派な「図書館」でもなく、蔵書の多い「図書館」でもありません。私達が仮設住宅に本を持ち寄って小さな分館をつくるところから支援をし、東北の方々自身が「自営隊」となって地域の人との関わりを持ちながら支えあっていく「図書館」です。

こんな世の中だからこそ叡智の宿る本を媒体に周りの人とのつながりを守ることが大切なのではないでしょうか。

チームリーダー

  

藤原静香 高校生・図書委員会委員長・新聞部長 16

1995年1月27日生まれ。図書館を見て高校入学を決定する程の図書館好きです。どこでも本を読んでいるため、おとなしいとよく言われてきましたが最近は近所の子どもと日暮れまで遊んだり、散歩と称していきなり飛び出したりするアウトドア派になり自分自身に驚いています。幼い頃から家族の影響で日本の伝統芸能に触れてきて、今でも百人一首を始め和歌や古典文学に興味を持っています。古典乙女。憧れの地は京都。現在は高校図書委員長・新聞部部長として日々活動し、将来は図書館に携わる仕事に就きたいと考えています。
  
  

チームメンバー

  

飯田健太郎 高校生・図書委員会副委員長 15

1996年2月1日生まれ。16歳です。本が好きで中学生から図書委員をやっています。小さい頃に好きだった植物を調べるために図鑑を開いたのが本を好きになったきっかけ。ひたすら読書に耽っていたところ優等生と勘違いされ(笑)、生活委員にスカウトされた経験有り。その為不本意ながら中3の1年間図書委員を離れました。趣味は読書、仏像鑑賞、ピアノを弾くこと。今はピアノとバレエ、ヴァイオリンを習っています。両親、祖父母の影響で日本、海外、ジャンルを問わずたくさんの芸術に触れてきました。自他共に認める芸術家肌です。
  
  

加藤夏実 高校生・図書委員会書記 16

1995年8月29日生まれ。図書館の魅力に包み込まれている文学乙女。小さい頃から部屋に篭って本を読んでいました。しかし、成長と共に外の世界の存在に気づき今では公園に行って泥まみれになって帰ってくる始末。仕舞いには蜂などの虫と戯れているという、「不思議ちゃん」。図書館に一目ぼれして明星高校に入学しました。最近はヨーロッパを中心としたもっと外の世界に興味が沸き、ドイツ語の勉強に手を出し始めました。将来はガイドもいいと思いますが図書館司書もいいなと目移りが激しい今日この頃。委員長副委員長の縁の下の力持ちらしいです。書記という立場の図書委員会コーディネーター。
  
  

斉藤夏美 中学生・中学図書委員会副委員長 14

1997年8月22日生まれ。中学1年生から図書委員会・書記、2年生で副委員長として活動。高校生とともに図書館運営に関わることを学んできました。中学生ながら芯が強く、高校生以上にしっかりした図書館の頼もしい妹のような存在(チームメンバー談)、若干中1で書記、中2で副委員長。夏美ちゃんは物事の進み具合を一番把握しているので影武者でしょう、従わなくちゃね。(顧問談)だそうです???。本当に中学生かしらとチームメンバーから言われますが、正真正銘今回のメンバーで最年少です。精一杯頑張っていきます。
   
  

青木笙 中学生・中学図書委員会書記 13

1998年7月28日生まれ。中学生になったばかりのこの春、図書委員会書記として大抜擢されました。入学当初はおとなしく口数も少ない印象(チームメンバー談)でしたが、個性豊かな図書委員会上役と活動することで心身ともに随分とたくましくなってきました。今では図書委員会のムードメーカーであり、図書委員屈指のアイデアマンでもあります。チームメンバーからは、「図書委員会のくまさん」と呼ばれるのでマスコットかもしれません。文化祭で行った絵本の読み聞かせで、巧みな話術を使って先生をも呼び込みました。成長期真っ盛り、今回のチームメンバーの中で最年少ですが先輩方と共に楽しみます。
  

事前課題「東日本大震災に向き合うとき」

  

私たちは図書委員として日々学校図書館を支え、80名で組織している図書委員会の運営をしています。対外的な活動として、ボランティア読み聞かせ隊というものがあります。企画・運営すべてを中学生、高校生で行います。これらの活動を通して「東日本大震災に向き合うとき」ということで東北地方の方々の心のオアシスになる図書館作りの必要性から何が自分たちで出来るか考えました。

復興支援の現状は日常生活の基盤を作ることが最優先です。そのような中で心の拠所を、支えあう安心感や信頼感などを築ける図書館の基盤づくりが大切であると思います。10代の私たちが実践していることを提案します。10年後には世界に誇れる東北の各自治体の図書館として発信できる実現可能なプランです。10年以内に各自治体で耐震性の強い建築物として図書館が出来上がると想定しています。しかし、今、受験を控えた中学生、高校生は本来ならば図書館の学習室で必死に勉強をしているはずです。今を生きる子どもたちは10年後には成人になってしまうのです。私たちは限られた中で今をいきる子どもも大人も心のオアシスとなる図書館の分館作りを提案したいのです。改組改変で統合していく図書館が多い中、逆行と思われるかもしれませんが、市民の暮らしの中で利便性に重きを置いて設置された分館を先に置き、遠くない将来の立派な図書館への橋渡しをしたいのです。それが傷ついた図書館への支援の第一歩であると確信しています。

私たちの提案する支援とは支援者が撤去したらそこで終わるものではなく、持続可能なもので、誰でも出来る、すぐ出来る、莫大な資金がかからない、誠意が伝わる、慰められる、本に囲まれて、本を通して。そこから東北の情熱が現れ未来に繋がる。そんなことできるわけない。馬鹿だといわれるかもしれません。チームMEISEIは題して『安本丹』作戦を打ち出します。隊長は東北の方々です。隊員も東北の方々です。そして、隊長隊員を支えるのは世界中の人々です。

私たちは自ら営む自営隊を考えました。次のような分隊が考えられます。

かかわり隊、かまい隊、持ち寄り隊、本を贈り隊、教え隊、教わり隊、勉強し隊、隊長も隊員も必要性から発生する自由さが特徴です。
また、それぞれの分館と自治体との相互連絡を蜜にすることで格差を軽減できます。自治体は他府県などを含め「本を贈り隊、教え隊、かかわり隊」隊員募集の窓口になります。そして必要な本を必要なところに送るという支援が出来ると思います。
  

1.それぞれの仮設住宅がキーステーションになります。限られた住宅ですが、一部屋を分館として設定します。仮設住宅にお住まいの方々が自主運営します。見守りたいという隊員が必要となります。一般図書館でいう司書や司書教諭に相当します。大人の目のあるところを私たち思春期の子どもたちは嫌う傾向がありますが、本当は誰かに見守っていて欲しいのです。私たちは学校図書館で安心感という言葉の実体験をしています。大人でも心が揺れ動くときはあると思います。赤ちゃんの笑う声に癒されたり子どもたちのまなざしに癒されたりすることは無いでしょうか。図書館の隠れた魅惑には一人になれるとか静かでいいということを話される人もいますが、実は決して一人にはならないのが図書館なのです。本と人を介するのが図書館の重要な点です。本と自分だけならそれは書斎になってしまうからです。受験生が夜遅くまで気兼ねなく明かりを燈して勉強をするとき傍らに読書をする年長者がいる。ごく自然な光景になるかもしれません。2時3時になったら「もう休もうか、無理は禁物だよ。睡眠も重要な受験勉強のひとつだよ。」そんな暖かい声が聞こえるかもしれません。一人にしない、一人にならない、これは人間社会で大切なことだと思います。図書館は叡智の森です。守人である司書の役割は本を読む人も守ることが出来ます。仮設住宅に分館をつくりキーステーションとなれば隣接の住民も入りやすさがあります。みんなで支えあえる図書館の分館作りを提案します。
「本がある、人がいる、勉強ができる、物知りがいる」そんな図書館を目指す第一歩が小さな仮設住宅の分館構想です。
  

2.本を一緒に読む。これは誰にでも誰とでも出来ることです。私たちは幼稚園でのボランティア読み聞かせ隊で一緒に読む、一緒に読ませてもらうということの充実感を味わっています。一冊の本を通して大人も子どもも同じ時間を共有できることの素晴らしさ。大切にしていきたいと思います。仮設住宅に作る図書館分館でも同じことが出来ると考えています。大人が子どもに読み聞かせをするだけでなく、子どもが大人に自分の好きな本を読むことも自然でよいと思います。昔話も伝記も伝説も古典も誰かがそばにいてくれたら楽しさが分かり読んで聞けるのではないかと思います。本に囲まれて、本の楽しさを知っている大人がかいつまんで話してくれるから難しい話しも分かり、まったく知らなかった本の世界に入っていくチャンスが生まれます。卒業された先輩たちの中にはメメーン・モーリーという言葉やコギト・エルゴ・スムという言葉で意気投合して話をする姿を見たことがあります。知っているから話題になる、知らなくても支障はない。しかし、一つの言葉がサインとなってそこに一種独特な世界が広がるのは素敵な体験だと思います。知らない世界では道先案内人が必要です。
  

3.コミュニティーセンターとしての分館
ここで様々な分隊が活躍します。お習字を教わる教える。編み物を一緒にする。囲碁を打つ。先祖から伝わる話を聴く。そろばんを習う。夢について語り合う。昔の生活様式を話してもらう。私たちは急がされて何かに追われて生活をしていることに疑問を持つことすらしないで過ごしてきています。「立ち止まる」この行為によって色々なことを考えるようになります。大人と一緒に過ごす、子どもと一緒に過ごす、同年代で語り合うごく自然な行為が人の心を繋ぎ次の世代へ何かを贈るのだと思います。
  

毎日学校図書館に足を運び、そこに行けば必ず誰かがいる。話を聴いてくれる。話を聴いてあげられる。本の話題であったり悩みであったり。無意識のうちに図書館は人が集う場所であるという意識が生まれ育っています。そしてそれが新しい一歩を踏み出していくエネルギーを心の中に充電していくのだと思います。
人の心を絶やさない分館づくりは、いずれできる自治体の図書館への足がかりになると思います。人一倍図書館という環境が好きな10代の好きな私たちにできる「傷ついたと図書館への支援」は立派な大きな建物を作る以前に誰でも出来る心を伝えること、心を大切にしていくことに目をむけすぐに出来ることの提案です。そしてそれが近い将来の図書館作りのコンセプトにつなげたいという提案です。安易・安位・安意・安慰。本のある場所で本を介して人の心を繋ぐ。丹心をこめてそこから情熱が生まれる。『安本丹』作戦です。