走る移動図書館プロジェクト

走る移動図書館プロジェクト


チームメッセージ

「いわてを走る移動図書館プロジェクト」のメンバーです。移動図書館車に本を500-600冊積み、岩手県陸前高田市、大船渡市、大槌町、山田町の仮設住宅を中心に巡回しています。本の貸し出しはもちろん、立ち読みやおしゃべり、お絵かきを楽しむのも大歓迎。読みたい本のリクエストにもお応えしています。

外部から被災地の苦悩が見えにくくなる中、現地の本当の苦しみはこれからだと感じています。本はそこに住む人たちの生活や抱えている苦労や問題を間接的に伝えてくれます。移動図書館を通じて、自然と集える場所づくりをしていきたいと考えています。図書館が復活するまで、本を手に取る文化の光が消えないようにお手伝いしていきます。


チームリーダー

写真 氏名 肩書き 年齢 Twitter URL
鎌倉 幸子 SVA岩手事務所図書館事業スーパーバイザー 38 @1192_sachiko いわてを走る移動図書館プロジェクト

1973年生まれ。1999年から2007年までシャンティ国際ボランティア会(SVA)カンボジア事務所図書館事業課の調整員として現地の小学校図書室の整備、絵本や紙芝居の出版、民話の収集、図書館育成に携わりました。現在は、「いわてを走る移動図書館プロジェクト」のスーパーバイザー。本を貸し出すだけではなく、集いの場、くつろぎの場、出会いの場を作っていきたいと奮闘中。一緒に「走って」くれる方も募集中!
  

チームメンバー

田中 明博 SVA図書館担当スタッフ 38

1972年生まれ。岩手県大槌町在住。今年7月よりSVA岩手事務所で図書館担当をしています。10年近く学校の講師をした後、臨時職員として大槌町立図書館に勤務していました。今回の震災で大槌町の図書館は、壊滅的な状態になり図書館は取り壊されます。震災の直後、図書館を見た時とても心が痛みました。仮設住宅にはいると一人になってしまう高齢者がたくさんいます。その人たちのためにも本はとても必要だと思っています。
  

三木 真冴 SVA会員/会社員 25 @shingo0905

1985年生まれ。大学生の頃より同会でインターン、アルバイトを経験しアジアの国々での図書館活動を見て参りました。アジアでの経験を生かし、現在同会は岩手県沿岸の仮設住宅に移動図書館の巡回をしています。私も週末ボランティアとして定期的に参加しています。仮設住宅という環境における移動図書館、本を通じて出会うことが出来た地元の方々の声を少しでもお伝え出来たらと思います。
  

杉江 太郎 早稲田大学 教育学部 国語国文学科 22 @tar0515

1988年生まれ。幼少の頃より本に親しみ、小学校では図書委員も務めました。しかしその反動か、中学入学とほぼ同時に本の無い生活が始まりました。そして岩手での移動図書館事業にて、本との奇跡の再会を果たします。そこでは本の存在の尊さを再確認すると共に、行く先々での人々の表情から、本の新たな可能性を感じました。異なる二つのフィールドで培った感性を活かし、図書館界を盛り上げていきたいです!
  

市川 斉 SVA次長 50 @hitojallシャンティ国際ボランティア会

1961年生まれ。1990年にSVA入職。1995年の阪神・淡路大震災の際、神戸所長として復興活動に従事。2003年にはアフガニスタン所長として子ども図書館の活動や小学校建設を行ってきました。今は、東京事務所の経理・総務担当をしながら、岩手で行っている図書館事業のサポートをしています。多摩市のコープラティブハウスの参加者(居住者)として、地域でのコミュニティづくりを模索中。趣味はバドミントン。
  
  

事前課題「東日本大震災に向き合うとき」

  

はしる移動図書館プロジェクト

  

1. はじめに

今回の震災では多くの公立図書館が被害にあいました。建物が壊滅し図書が全部流失したり、図書館員が全員死亡したところもあります。

天災と人災のために、図書館の被害が甚大な地域の図書館が再び復興するまでには時間がかかります。その間、そこに住む人たちの「読書という文化」の糸を繋ぎとめる必要があると考えます。

常設の図書館を設置しても、町の中心地が被災したため郊外に点在する仮設住宅に住む人、車を失った人たちが、そこに来るのは困難であることが予想されます。
そのため仮設住宅や住宅地を回る「移動図書館活動」を行います。
  

2. プロジェクト目標

「図書館活動と付随する活動を通じて、図書館へのアクセスが失われた人々に対して、読書、情報の入手、コミュニティ作りの機会を提供する。」

移動図書館の特徴の一つに「コミュニティ作り」があります。抽選で住む仮設住宅が決まった人々は、お互い知らない通しで住んでいます。

この人々が集える場作りを「本」を通じて行います。
  

3. 活動

移動図書館車での巡回となります。道が狭い場所が多いため、小型の車両を用意します。

(1)本の貸し出し

巡回先で本の貸し出しを行います。

(2)ブックカフェスペース

移動図書館車の隣にテントを張ります。その下に机といすを並べ、自由に読んでいただくスペースを作ります。またお茶なども用意し、気軽に立ち寄れるカフェを作ります。

(3)遊びスペース

お絵かきや折り紙ができるスペースを用意します。

(4)付随するイベント

読み聞かせ、映画会、落語、行茶などのイベントを組み入れた移動図書館活動を行います。

  

「忘れないために」~実施体制

岩手の方が「一番怖いのは忘れられること」と言っていました。「東日本大震災に向き合う」ことも風化しているような気がします。

担当するスタッフはもちろん、県内外のボランティアの方と一緒に作り上げていきます。

ボランティアはしたいけど、瓦礫の撤去をする体力はないかも…と躊躇されている方もいます。この移動図書館では、図書館復興のために何かをしたい、と思っていらっしゃる方に参加していただく場を作っていきます。
  

5. 終了

仮設住宅が終了する2年(または3年後)に行政サービスが復活すると共に終了。または、阪神・淡路大震災の時のように、地元NPOを立ち上げ、撤退後も一定の資金提供で応援をしていきます。